最先端の盗難手口‼
まず、なぜスマートキー車両が狙われるのかという話ですが
一番の理由はスマートキーの便利さにあります。
スマートキーは持ってるだけでOKなのでとても便利なのですが
それと同じ状態を再現すれば簡単に無傷で盗めてしまいます。
消費者は便利さを求め、メーカーはコストに縛られているので
純正でオンリーワンな盗難防止システムは不可能なのです。
ランドクルーザー300やレクサスLX600の指紋認証機能も
それなりの機器を持つ窃盗犯からすればほぼ無意味です。
ということで最先端の盗難について、ざっくり説明してみます。
ちょっと長いですが、重要なお話なのでお許しを!!
①リレーアタック(Relay Attack)
2015年頃から世界中で多発し、メディアでも取り上げられました。
リレーアタックは、スマートキーが発する微弱電波をキャッチし
その電波を増幅して車両まで飛ばすことによって開錠・始動します。
玄関先に置かれているキーや、キーを持つオーナー様に近づいて
スマートキー電波の到達距離をはるかに超える距離を飛ばすために
複数人で車両がある場所まで電波をリレーして到達させます。
勘違いされがちですが、アンロック信号を送っているわけではなく
スマートキーを持って車両の近くにいる状態を再現しているので
ドアハンドル操作でのアンロックとPUSHスタートで盗んでいきます。
もちろん純正アラームや純正イモビライザは何の意味もありません。
この手口で盗むにはスマートキー電波に接近する事が必須ですが
最近のスマートキーにはスリープ機能(手動or自動)がありますし
缶や電波遮断ポーチなどにキーを入れることで100%防げます。
対策意識も進んでいますし「スマートキーありき」なので
近年では徐々に主流ではなくなってきています。
②コードグラバー(Code Grabber)
主にトヨタ系で使用されるコードグラバー(コードグラビング)は、
持ち主がロック/アンロックする際の電波IDを専用機器でキャッチし
そのIDをコピーした上で、のちに未登録のスマートキーを持参して
その場でイモビ等も登録してスマートキーを複製して盗む手口です。
なぜ部外者がスマートキーを複製(登録)できるのか、という話ですが
これはキー紛失時に整備業者などが行う緊急用の対応策として
元々用意されているエマージェンシー機能を悪用されているのです。
その場に持ち主のスマートキーがなくても自走で盗めてしまいますが
他の盗難手口よりも数回の手間が必要ではあります。
③キャンインベーダー(CAN Invader)
メディアでも取り上げられている、一番主流で厄介な手口です。
トヨタ/レクサスを中心に被害が急増しているCANインベーダーは
施錠された車両の車室外(エンジンルームやバンパーの中など)の
車両デジタル系統(CAN)に配線を接続して直接アクセスすることで
アンロックや始動の信号を送信して、自走で盗むという手口です。
近年の車両は最低でも数十個はコンピュータ(ECU)を搭載しており
それぞれがCANやFlexRay等の多重通信で情報共有しています。
例えば、高級車ならヘッドライトAssy自体がECUになっており
当然ヘッドライト裏にはCAN通信の配線が来ています。
パワートレインECUがエンジンルームにある車種も多々あります。
そこに外部からアクセスして、直接配線を接続してしまえば
専用端末などで信号を送信し、操ることが可能になります。
エンジン始動に関してヨーロッパ車は少し対策されていますが
トヨタ系など国産車の多くは、純正イモビの仕組みも含めて
セキュリティ面で不安要素の多いシステムになっています。
盗難の恐怖は身近に…‼
国産車でも輸入車でも、自宅でも出先でも、日々盗まれています。
基本的にこれらの専用機器を持っているのはプロの窃盗犯ですが、
キープログラマーやイモビカッターはネットで売っていますし
リレーアタックやコードグラバーの機器もEbayで普通に買えます。
CANインベーダーの機器も海外サイトで売られていたり
犯罪組織間で数百万円で取引されているのも判明しています。
なろうと思えば誰でもプロ仕様の窃盗犯になれる時代です‼
そして上記①~③で共通するのは「自走で盗む」ということ。
盗難車や盗難ナンバーも、照会されなければ捕まりませんし
堂々としていれば自走が一番バレにくく、しかも早いのです。
プロに狙われやすい車種は特に、早急な対策が必要です‼
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